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20世紀初頭の多様なダンス(1)

ドラマトゥルクの宮川さんにいくつか映像を紹介してもらい、それをみんなで観ました。

アメリカからヨーロッパへ渡った人たち

1900年に開催されたパリ万博などの影響で、
ヨーロッパではエキゾチック・オリエンタルがブームになっていました。

そこにアメリカからやってきて人気を博したのが、イサドラ・ダンカン。(映像なし)

 

そして、イサドラ・ダンカンより一足先にヨーロッパで活躍していたのが、
ロイ・フラーです。(1896)

当時最先端だった電気の照明と、大きな布を利用したテクノロジーのダンス。

なんとなく話には聞いてましたが、
実際に映像を観てみると、思ったより新鮮で面白い!という反応でした。
エンターテイメント性が高いです。

(ロイ・フラーが主役の映画が今ちょうど公開されてますね。»「ザ・ダンサー」

 

こちらはジョセフィン・ベイカー (1926-27年頃?)

彼女もアメリカ人ですが、アフリカンなパフォーマンスでパリで大人気になりました。

映像の最後の方、腰に付いているのはバナナだそうです・・・。
顔芸がすごい。

 

そして、ルース・セント・デニス (1944)

インド風ということらしいですが、今の私たちが観るとどうにも笑ってしまいます。
以下、みんなの感想。

ちなみに、このルース・セント・デニスはテッド・ショーンとともに
デニ・ショーン学校“を設立し、
ここからマーサ・グレアムらが輩出されました。

 

最後に、こちらはアメリカ人ではなくアルゼンチン人ですが、
同じ頃にパリを中心としたヨーロッパで活躍した方です。
ラ・アルヘンチーナさん。

彼女の来日公演(1929)を観た大野一雄が、
48年後に「ラ・アルヘンチーナ頌」という作品を作ったそうです。

2017年06月19日 | 学習